
皆さんは初めてデジタルイラストを始めるときにどんな機材を買いましたか?
私はワコムのペンタブレット(板タブレット)だったのですが、
自分の描くスタイルや作業環境に合わないサイズにしてしまったせいで、どんなに練習しても上手く描けない状態に陥り、1度は絵を描くことから完全に離れてしまいました。
今回はそんな私の人生初ペンタブレットのサイズ選びに失敗した話を書いていこうと思います。

液タブは大きいほど描きやすいと思いますが、板タブはサイズ選びがかなり重要だと感じています。
サイズ選びで後悔する人が増えないためにも、私の失敗談を踏まえて店舗で試す大切さを共有したいと思います。
目次
板ペンタブレット選びに失敗した実話
私がペンタブレット(板タブ)に興味を持ち始めたのは中学生の頃です。
当時はニコニコ動画全盛期で、
「手描き◯◯」という二次創作の手描きアニメーション作品を見るのが好きでした。
見ているだけで十分楽しかったのですが、
「このイラスト素敵だな」
「自分も描けるようになりたいな」
と憧れて、紙とシャープペンで絵をよく描くようになりました。
ただ動画で使われているのは、基本的にデジタルイラストかアナログをPCに読み込んでデジタル化したイラスト。
アナログで描くには物足りなくなりペンタブレットが欲しくなったのですが、ペンタブレットはなかなかの高額でお小遣いではとても買えそうになく…。
そこで父にダメ元でお願いしてみました。

なんと父は快く承諾してくれて、しかもどれがいいかを調べて買っておくと言ってくれました。
自分では特に欲しい商品の下調べしておらずどれがいいのかも分からなかったので、パソコンに詳しい父が選んでくれるなら大丈夫だろうとお任せすることにしました。
また父は当時まだ流行っていなかった通販を利用していたので、今回も宅配で届くものだと認識していました。
ただし、父に全任せをしたことを後悔することになります。
ペンタブを通販で購入した後悔
いつものように学校から帰宅すると、ついに楽しみにしていた板タブレットが届いたと聞いてルンルン気分。
しかし、いざ届いたものを見てビックリ仰天。

届いたのはWacom Intuos4 LARGEサイズ(Lサイズ)。
なんと横幅だけで47cmもありました。
横幅×高さ×奥行:474×14×320 mm
到着時は箱だったのもありますが、本体も結構デカい。

サイズ等も調べていなかったのですが、勝手ながらペンタブ=小さい物だと思い込んでいました。
思っていたのと違うものを目の当たりにして若干パニック状態。
父に聞くと小さいサイズもあるということだったので「なんでこんな大きいのを選んだんだろう…?」と不思議に感じた私は理由を聞きました。

なんと父はなんでも大きければいいという思想の持主だったようで、「デカい方がいいだろ?」と即答されました。

父上、最適なサイズって言うものがあるんですよ…
液タブと違い、板タブは「大きければ描きやすい」訳では無い
普通は大きいほうが描きやすいんじゃないの?
と思う方もいらっしゃることでしょう。
ただ私の感覚だとそれは液晶タブレット(iPad含む)に限った話だと思っています。
私としては板タブの場合は小さくても問題ないように感じました。
その理由は、私がサイズの大きいペンタブで特に苦労したことが机に置ききれなかったことだからです。
中学生の当時は学習机で、収納は教科書や参考書等ですでにギッチリ埋まっている状態。
ノートPCを置くと他の物を置く余裕があまり無く、作業スペースとしては広くありませんでした。
机の奥行きに対して板タブレットが大きすぎてしっかり置けるスペースがなく、手前にはみ出してました。

手首で描くタイプの私にLサイズが合わなかった
手首で描く→S、Mサイズ
腕で描く→Lサイズ
という情報をネット上でよく目にしますがなんと不幸なことに、
ペンタブの練習している内に私が手首で描くタイプでLサイズが自分に合っていないことも気づきました。
Lサイズだと描写範囲が広いので手首で描くと思ったところに線が入らない。
かと言って、腕で描こうとすると自分の画風で無くなるだけでなく、アナログで描くよりも下手に…。
このIntuos4 Largeは4万程するのですが、操作性の難しさに手をつけなくなりました。

調べたらXLサイズもあるそうです。
(そっちじゃなくてよかった)
描写範囲設定の設定でコツが掴めるようになった
こうして一時期はデジタルで描くのを諦めかけた私でしたが、途中から希望の光が見えました。
上手く描けなかったのは自分に合わない大きすぎたサイズだったこともありますが、描写範囲設定を未設定のままにしていたことも上手く描けない原因だったことが分かったからです。
Lサイズでも描写範囲を狭めることでS〜Mサイズに近い状態で描くことができる状態になり、手首で描いても思ったところに線が入るようになりました。
『上手く描けない問題』は解決はできましたが、
私の作業環境(学習机)に対してペンタブレットが大きすぎためペンタブを毎回セッティングするのが面倒になって週に1回使えば多いほう。
当時中学生で『ペンタブレットは作業環境に合った大きさを選ぶことが大事』であると学びました。

ペンタブのサイズが合わなくて当時からほとんど描いてきませんでした。
ちゃんと描き続けていれば
「今頃もっと上手くなってたかも」...と悔やむこともありますね
現在はタンスの肥やし
社会人として働きだしてから自分で、
iPad Proや13インチ液タブ(Wacom)を購入しました。
今はiPadメインで使っているので父に買ってもらった板タブは今や全く出番がなく、段ボールに入れて保管中。
※撮影のために久々に引っ張りだしました
今後使わないにしても売ったり捨てる予定はなく、
父が板タブを買ってくれたからこそ今もイラストを描く私がいるのでこれからも記念に取っておくつもりです。
またCLIP STUDIOの前身である『ILLUST STUDIO』も一緒に買ってもらったので、
そのイラストソフトを今でも愛用させてもらっています。

記念ならせめて段ボールから出して保管すべきですけどね
ペンタブレット選びに失敗した理由まとめ
長くなってしまいましたが、私がペンタブのサイズ選びに失敗した理由のは以下の4通り。
- 自分でどんなペンタブがあるか下調べをしていない
- PCに詳しいという理由で父に商品選びを丸投げした
- 店頭で試すこともなく通販で購入している
- 自分に合ったサイズを把握できていなかった
この中では『事前に店頭で試さなかったこと』が一番の失敗で、
- 店舗に行けば店員さんに詳しく聞くこともできた
- 試しにペンタブを操作することもできた
- 自分に合う大きさも把握できた
といったように事前に自分でペンタブについて調べていなくとも決めやすかったと想像できるからです。
父は自作PCを作るほどPCに詳しかったので「ペンタブに関しても大丈夫だろう」と丸投げしちゃいましたが、
普通に考えてイラストを描いたことがない父に分かるわけがありませんでしたね。

ちゃんと調べなかった自分が悪い…。
最後に
このように通販でいきなり購入しており、
事前に店頭で試さなかったことで一時期はデジタル絵を諦めました。
当時はWacomさんのペンタブレットしか知りませんでしたが、
今はお手頃価格でタブレットを出しているブランドも増えたので、ある程度の買い直しの効きやすくなっていると思います。
昔よりは買い求めやすくなったとはいえ基本的に安い買い物ではありませんので、
タブレット選びに後悔しないためにも購入前に実際に店舗で試し書きや店員さんへの相談は絶対しましょうね。

私は使用しているペンの関係で今後もWacom製品を使う予定です。今は買い替えの予定はないのですが、いつか大きいサイズの液タブを試してみたいですね。